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第2部先輩企業を研究しよう

 

第9回 簡単リンク・WordLinker

インターネット上にあるホームページの中から自分が必要とするサイトへたどり着くのに欠かせないのが検索エンジンサイトだ。日本語での検索が可能な「YAHOO」「goo」「excite」「infoseek」等のポータルサイトや企業が独自に運営するものなど数も多い。

しかし、便利な検索エンジンも慣れていない人にとっては、的確なキーワードがわからずヒットする情報が多すぎたりして求める情報になかなかたどり着けず困るケースも多く発生している。

エスエフディ鰍ェ開発した誰もが簡単にたどり着けるリンク・非常に人間的な検索が可能なシステム「WordLinker」を紹介する。

WordLinkerとは?

 WordLinkerは、ワープロや表計算ソフト、ブラウザなどに表示されているあらゆる「文字列」を、マウスやキーボードでなぞって選択して、その言葉にリンクされるインターネット上の様々なコンテンツを画面に表示させることができるまったく新しいソフトウェアだ。

 例えば「車」という文字列を選択すると、ブラウザが開かれ、自動車関連のホームページを表示する。また、「猫」という文字列を選択すると、メディアプレイヤーが起動して、「にゃおん」と鳴いたりする。

 こうした動作を、使っているアプリケーションに関係なく、どこからでも引き起こすことができるのがWordLinkerの基本機能だ。コンピュータ画面に無数に存在する文字列=言葉のすべてが、WordLinkerにとってはリンクの入り口となっている。ワープロで文章を書いているとき、届いたメールを読んでいるとき、特定の言葉の意味や、関連する情報をその場ですぐに手に入れることができるのだ。

WordLinkerの特徴

WordLinkerは、PC上のどんなソフトウエアからでも言葉を指定できる。WordでもExcelでも、インターネットエクスプローラやネットスケープなどのブラウザからでも言葉の選択とリンクが可能だ。WordLinkerによってダウンロードされるコンテンツは、HTMLファイルに限らず、WordファイルやExelファイルなどの文書ファイル、さらにイメージ、音声、動画など、利用者のパソコンに対応するアプリケーションがありさえすれば、どんなファイルに対しても利用でる。

現在は、Webとのリンクが主だが、近い将来、上記のようなコンテンツも対応される予定。

Webを閲覧するとき、利用者は、何度も何度もページを変えてやっと求める情報にたどり着くことがしばしばある。WordLinkerは、11の検索が可能なのだ。

WordLinkerは、ひとつの言葉に対して複数のコンテンツが登録されているとき、どれを選択するかが自動的に示され、その中から簡単に求めるコンテンツを選択することができる。

WordLinkerは、利用するための特別なシステムを要求しない。WordLinkerをインストールするだけで、即座に利用をはじめられる。

どんな言葉とコンテンツが登録されているか?

99年8現在、WordLinkerTMでは、下記の言葉などが各コンテンツにリンクされている。

 

言葉のカテゴリー

言葉の登録数

コンテンツ

提供会社

日本の企業名
(上場・公開)

2,651

株価情報

Excite

日本の企業名
(上場・公開)

2,651

企業短信

宝印刷

米国企業名(NYSENASDAQAMEX

6,981

株価情報

Excite

住宅情報・旅行情報・結婚情報・自動車情報

118

それぞれの
詳細情報

リクルート

天気情報

130

指定地域の
天気予報等

ウェザー
ニュース

全国駅名

8,799

乗換案内
路線案内

ジョルダン

インターネットナンバー・TELLINK

100万件

指定企業のweb

ディ・アンド・アイシステムズ

 

エス エフ ディ鰍フ企業プロフィール

本社:東京都千代田区、設立:1995年、資本金:2億円、売上高:1億1千600万円(982月期)4億円(992月期)代表取締役社長 鈴木慶氏、従業員数18

受賞:「1996年度 日経BP社技術賞」「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー97」

沿革:'953月ソフマップ エフ デザイン株式会社設立(資本金1億円)、10 マルチメディアアプリケーションの開発支援ソフトウェアである「QUOVIS Standard Ver.1.0 for Windows を発売、961月英語版を発売、971 QUOVIS GIS Cell for R/3」がドイツSAP社のCSPに認定される、986 株式会社ゼンリンとの共同開発による電子地図帳「Z(Zi:)」を発売、

992月エスエフディ株式会社に社名変更。

http://www.wordlinker.co.jp/

ネットコマースへの活用

 WordLinkerはホームページを通じて無料配布される。WordLinkerが常駐しているパソコンならどんなソフト上でも「言葉」を指定すると対応するコンテンツが表示される。例えば、Word上で「ノートPC」を指定すると、各種PCの仕様のWebページが自動的に表示される。それと同じに、「購入ページへのリンク」へと誘導することが出来る。ネットコマースの入り口として、コンシューマへ、シンプルなインターフェースが提供できる。一般的なポータルサイトがホームページへのヒット数を裏付けとした広告収入で利益を得るのに対し、このシステムは企業がコンシューマへ知らせたいコンテンツへリンクする「言葉」の登録料が収益源となる。

インフラ整備が成功の条件

意識せずにこのソフトを使うには常時インターネットにつながっている必要がある。米国のような廉価なネット接続の早期実現が成功の条件となるであろう。

「画面上の言葉をなぞるだけ」で使える専門的な知識が不要なリンクソフト、初心者ばかりでなく一般ユーザーにとっても便利なものである。

若い企業がインターネットの世界で「日本発のソフト」として世界に普及させたいと起業家精神を発揮している。今後に期待したい。